ワクワク・ドキドキ 目の離せない地域連携センター|経営学部ブログ|名古屋経済大学

ワクワク・ドキドキ 目の離せない地域連携センター

今年度、名経大の目玉として、「体験型プロジェクト」と共に、新たに地域連携センターが設置されました。地域連携センターには、中小企業振興・まちづくり分野と農業振興分野の教員が新たに着任し、産学官連携のもとに地域活性化に向けて新たな名経大の展開が始まります。
地域連携センター長に就任した、私の思いとしては犬山・小牧・春日井市との連携強化もさることながら、先ず真っ先に大学の立地上、犬山の地域活性化のために傾注したいと考えています。
では、地域活性化とはどういうことでしょう?「活性化」の語源は、科学反応において外部からエネルギーを与えられて、反応性が 高まること、つまりは、幾つかの分子が反応しあうことです。地域活性化の要因に①地域を高めるイベント ②地域ブランド(特産品)の開発 ③地域にある建造物の発掘 ④ヒトづくり があります。これら4つの化学反応の連続で常に地域は活性化し続けるわけです。
現在犬山市は、飛騨地方観光の通り道、“立ち寄り観光”で訪問者数約40万人弱、ほぼ人口が近い長浜市は200万人を優に超え、滞留時間も長い。長浜市の観光の柱は事業の連続性もさることながら、周辺市町村のとの連携を強化し、半日観光から1日、滞在型観光へと変化してきているところに強みを発揮しています。その一つに虎姫町(現在長浜市)があり、「かつて日照りが続いたある日一人の姫が堰に身を投げ雨乞いをした伝説」が残っています。長浜の黒壁(商家)の街並みと民話をセットした戦略は功を奏しました。つまりは、犬山市の歴史的町並みを舞台に近隣、扶桑町・大口町・各務原市との連携を強化し、近隣農家で造った商品を犬山で、犬山で出来得ない民話と伝説を周辺市町村との連携で発掘・磨き、ステージに挙げ、温泉街のホテルに滞在していただきたいと考えています。
また、只今は歴史文化・観光資源のみの連携を説きましたが、産業・教育等までに連携を拡大して各々の強みを統合したいと思います。そのような「ワクワク・ドキドキ」を名経大に通う学生諸子に味わっていただき、そのような体験を通して「考える力」を十分に養っていただきたいと考えています。今年始まっている「体験型プロジェクト」と共に地域連携センターの「地域連携プロジェクト」は、きっと目の離せないものとなることをお約束します。
傍嶋則之(経営学部・地域連携センター長)

 犬山祭り

 “熱演”子供歌舞伎の米原市曳山祭り

 海抜900m高島の棚田(地域連携センター長保有)

 棚田米味噌

 長浜黒壁

 彦根市キャッスルロード

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