北京五輪|短期大学部 保育科ブログ|名古屋経済大学

北京五輪

古代オリュンピア競技場

古代オリュンピア競技場

北京五輪8月14日の男子体操個人総合で内村航平選手が銀メダルを獲得しました。鞍馬での2度の落下でライバルたちに大きく水をあけられ、とうていメダルには手が届かないだろうと思われていただけに、その後の3種目で着実に挽回し、みごと第2位の栄冠を勝ち取ったときには、TVの前で観戦していた人々の間に大きな感動の渦を巻き起こしたにちがいありません。「どんな苦境にあっても諦めずに努力すれば必ず栄光を手にすることが出来る」という、たいていは結果のともなわない「なぐさめ」や「はげまし」に終わってしまうフレーズを現実のものにしたのはやはり「快挙」以外のなにものでもありません。

ところで器械体操はドイツのF.L.ヤーン(1778-1852)が創り出したTurnenを近代オリンピック種目として取り入れたものです。ヤーンはTurnenを国民国家における愛国教育のシステムとして創出したのですが、その機能の一部は200年近くを経てグローバリズムが喧伝される今日においてもなお、延命しているかのようです。オリンピックの勝者は相変わらず何処からともなく取り出された国旗を身にまとい、観客席からは国名を連呼する応援がおこなわれています。北京五輪は東洋で3番目に開催されたオリンピックというだけでない、なにかとても大きな時代の変化を告げているような気もします。