海外協力青年隊で活躍中の高田くんの続報|管理栄養学科ブログ|名古屋経済大学/名古屋経済大学 短期大学部

海外協力青年隊で活躍中の高田くんの続報

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【現在の活動】

日本は真夏日が終わりかけている頃かと思います。こちらは朝方の寒さが収まってきており、雨季も終わりかけています。今回は病院での活動を投稿させて頂きますが、現在の活動は大きく三つに分けて活動しております。管理栄養士として関係ない活動もしておりますので、予め御了承ください。私の主な活動は、料理教室・運動教室・護身術教室を行っています。今年度中には保健(ヘルス)センターでの新生児から5歳児までの栄養教育なども活動をしたいと同僚らに協力を要請している段階です。病棟栄養も以前は行っておりましたが、現在は耐性菌の結核が流行しており同僚らからストップをかけられてしまいましたので、治まるまでは病棟での活動が出来なくなってしまいました。個人的には管理栄養士ですので病棟栄養に力を入れたかったのですが、まずは同僚や地元民の力があって活動は初めて実現していく事ばかりなので、がっかりはしています。

個人的には活動で大切にすべき点は継続性だと思っておりますので、各教室は日程を決めて行っています。主に料理教室は水曜日と木曜日に一品を調理し、運動教室と護身術教室は毎週の金曜日に行っています。何事も驚きの連続ですが、指導をしてから文化の違いに初めて気づく事が多いです。

料理教室では具体的な情報を提供しております。日本の栄養士にも多いかと思っていますが、制限を大まかに説明する人や過剰に食事制限をクライエントや患者にいう人がいます。昔から違和感を持っていましたが、同僚らも同じ状況でした。以前も説明しましたが、生活水準がクライエントによって大きく異なります。医師や看護師らは脂質類や炭水化物や塩分などの摂取を減らす様に説明しますが、彼らの食事内容を聞かずに減らす事だけを促します。私も彼らが個々に何を、普段食しているのか知りません。彼ら自身も理解してないと思っていますし、調査票なども渡しても記入が難しいと思っています。そこで料理教室では地元食材を使用して一緒に調理をします。そして、指導する看護師や医師へ例題を上げて説明をしていきます。一緒に料理や食事をする事で地元民の嗜好や考え方の違いについての問題が発見されていきますので、それをパンフレットの作成に活かす事や相談の際に説明の材料にしています。私の部署に来るクライエントの殆どは何らかの食生活に問題があると自覚している人が多く来ていますので、指導がしやすいのが特徴でもあります。

運動教室では、ラジオ体操(英語版)と柔軟体操を行っています。病院内外での発表や会議前などの時にラジオ体操と柔軟体操を教えています。心疾患や高血圧症の方も見えるので激しい運動は避けています。日本では子供の頃から柔軟体操を行う機会があるので、それなりに柔軟性がありますが、柔軟体操だけでも大騒ぎになる事も偶にありました。

護身術教室では女性や少女向けのプログラムを作り教えています。何度説明しても喧嘩と護身術を混同してしまうので、何度も説明をしています。護身術ですので、第一に危機管理能力、第二に逃げる事を中心に教えています。自分の活動の中でも一番に現地人や同僚らに喜ばれるのが、護身術教室になっています。私の任国では犯罪が多い国と言われています。原因と幾つか考えられるのですが、個人的には直ぐに手が出る人が本当に多い様に感じています。暴力での解決を優先してしまう。そして、後先を考えないで気持ちだけで手を出してしまう人が多い様に感じています。まずは喧嘩を避ける方法を中心に教えていきながら、護身術を通して女性人権について、考えていける会合などを作りたいと思っています。今は、同僚の看護師らが作っているグループ(PTAみたいなもの)で広めています。

パプアニューギニアの人々が、自分たちの幸せについて考えていきながら、満足する人生を歩んで欲しいと思います。日本は世界的に見ても経済大国で恵まれた環境だと任地の人から言われますが、彼らの生活も恵まれたものだと感じています。この国に来る前に、任国の人々と共有した時間を過ごしたいと思ってきました。今は、彼らの為に何か一つでもしたいと思っています。管理栄養士とは違う活動もしていますが、協力隊の一員としての活動ですので、型に嵌めるのではなく、柔軟にニーズを探しながら自分の活動を続けていきたいと思っています。

平成27年度2次隊 (管理)栄養士 アロタウ公立病院 髙田将成