経済学部ブログ|名古屋経済大学/名古屋経済大学 短期大学部

バーンスレイのシダ

フラクタルって何でしょう?

数学の図形なのですが,円や放物線のように,いかにも数学的な形をしてはいません。むしろ海岸線や雪の結晶のような自然な形をしています。図は「バーンスレイのシダ」という名前に付いたフラクタルです。

水面に墨を垂らして出来る形もフラクタルだという話を聞きます。

この様なフラクタルっていうものにも円や放物線のように,方程式の様なものはあるのでしょうか?

次に,「バーンスレイのシダ」の方程式?を載せてみましょう。

4組の式より成る複雑な形をしていますが,実際の図のようには複雑ではありません。なぜそれほど複雑ではない式で,本物のシダの様な複雑な形が表現できるのでしょうか?実はこの式を複数回使って描いているのです。

点を一つ取って,上の4つの写像を繰り返し適用してゆきます。そして行き着く先の点をプロットすると,こんなシダの絵ができます。

いかにも数学的なフラクタルもできます。

上の式の値を変更するだけで,次のシェルピンスキーの三角形ができます。
バーンスレイのシダの方程式?は,もちろん,本物のシダに近い形ができるように,注意して値を決めたようです。

春のオープンキャンパス

今年の春のオープンキャンパスは4月29日(金)に開催され、多くの高校生達で賑わいました。来場者は120名。経済学部でも、荻田誠一学部長の学部紹介と加藤秀弥准教授の模擬授業に、大勢の高校生が参加してくれました。

以下抄録を掲載致します。

学部紹介(荻田学部長):

荻田学部長

経済学部では、座学のみではなく、経済学部特別研究室への参加、MOS検定へのチャレンジなどを通して、自ら前に踏み出す力を養い、実践的能力、就職能力を高めることを目指しています。

カリキュラムにおいては、消費経済コース・金融コース・地域政策コース・経済実践コースの4コースを用意し、目的を持った履修をサポートします。

経済学部特別研究室では、「消費生活アドバイザーチーム」「ファイナンシャルプランナーチーム」「地域社会研究チーム」の3つのチームに分かれ、それぞれ実践的な人材を育てています。

模擬授業(加藤准教授):

荻田学部長

高校生の皆さん、将来のライフプランを考えるうえで、大学および学部を選択することはとても大事です。

自分のなりたい職業は何でしょうか?それを実現するためには、どのような知識・技能・資格が必要でしょう?そして、それらを得るために、どのような進路に進むべきでしょうか?ファイナンシャルプラニングを通して考えてみます。

また、午後からは、田村善弘講師によるプチ講義「食料自給率と食品安全性」があり、食料自給率とは何か、食品安全性とは何かといった点について、諸外国と日本との例を交えて話がありました。

2011年度フレッシャーズ・ウォーク実施

犬山城を背景に

今年も経済学部では入学の初めにフレッシャーズ・ウォークを実施しました。去年先輩のお世話になった1年生もことしは実行委員として頑張ってくれました。

ピザを用意
ゲームを楽しむ

今年のフレッシャーズ・ウォークは国宝・犬山城からです。お城の内部を見学した後、城内で一休みし、新たに入学した1年生達は新しい出会いを楽しんでいました。みんなもう既に仲良くなって、いろいろなところで会話が弾んでいました。

当日は犬山祭りの日となり、当初はお祭りの町を歩く予定でしたが、あまりの人混みに予定を変更(残念!)桜の咲く散策路を通って、名鉄犬山駅近くの余坂天神まで歩きました。

余坂天神からは 犬山駅→名鉄・小牧線→楽田駅 と電車に乗ります。ここでも先輩達の見事な采配で、大人数の我々も難なく地域のコミュニティーセンターにたどりつきます。

コミュニティーセンターでは、毎年のように、管理栄養学科の学生達による昼食が待っています。ことしは、新入生達も大喜びのピザ。シーフードピザやソーセージなど、様々なピザが若者達の旺盛な食欲を満たしていました。

食事の後は、恒例のゲーム大会です。名前あてゲームでは、ゼミ毎に全員が全員の名前をあててゆきます。さあ、私(筆者)もゼミ担当、教員もこの日から担当学生の名前を覚えなければいけません。年なのでみんなの名前を覚えるのも一苦労・・・とほほ;;若い新任の人達が、すらすら読み上げるようにゼミ生の名前を呼ぶのを、汗をかきながら聞いていました。なんとか全員を憶えて、いざ決戦!汗だくで読み上げたものの、優勝はやはり新任の先生にさらわれてしまいました。

最初ぎこちなかった学生達も終わる頃には和気あいあい。みんなで楽しくコミュニティーセンターを後にしました。

今年も無事に終わった経済学部のフレッシャーズ・ウォーク、写真集ができました。興味を持たれた方はご覧下さい。


2011年度フレッシャーズ・ウォーク写真集 

最高のゲレンデでスキー

ゲレンデにて 今年も、ゼミ生を連れて、赤倉温泉にスキーに行ってきました。毎年恒例の名古屋経済大学ゼミ合同スキー旅行。後期末試験も終わった2月15日(火)~18日(金)、3泊4日の旅です。

 合同スキー旅行は、もう30年以上も続いています。学部を超えたいくつかのゼミが、合同で専用バスをチャーターし、定宿の「ホテル妙泉」に宿泊しながらスキーをします。難しい勉強をするわけではなく、一緒に旅行し、一緒に食事をし、一緒に風呂に入り、一緒に酒を飲み、一緒にスキーを楽しむ旅行です。学生同士、学生と教員、学生とホテルの従業員の方との、普段はなかなかできない大切な交流の機会でもあります。スキー経験のない学生には、教員による初心者講習も用意されています。今年も三人が講習を受けましたが、皆覚えが早く、あっという間に滑れるようになりました。40歳を過ぎてからスキーを習った私とはえらい違いです。はじめは転んでばかりいた私も、同僚の教員の厳しくも温かい指導で、なんとか滑れるようになり、スキーの楽しさに目覚めることができました。みんなでパチリ

 「ホテル妙泉」は、山崎旅館という名前のころからの定宿で、「妙泉」という名前の名づけ親も名経大の教員です。親切で安くて食事がおいしく、なにより源泉かけ流しの天然温泉が最高ということで、この名前をつけたそうです。年齢の高い教員のなかには、スキーより温泉が楽しみという人もいます。私もそういう仲間になりつつあります。

 さて今年のスキーはというと、それはもう最高のコンディションでした。行く直前まで雪がしっかり降り、滑る日には雲ひとつない快晴。風もなく、二日間おもいっきり滑りを堪能できました。美しい妙高山の山容がこれほどくっきりと見えたのは、私にとっても初めての経験でした。雪と雨に泣いた昨年とはえらい違い。今年来た学生は、本当にラッキーでした。

 ところで、残念なことが一つ。それは毎年行くたびに、スキー場が少しずつさびれているようにみえることです。温泉街の飲食店やお土産屋さんも少しずつ減り、スキー客も減っているようです。ホテルの人に話を聞くと、どうも複数のリフト会社のあいだで協力・連携が不十分であったり、それらをまとめるリーダー役が不在であったり、スキー場や温泉街全体の活性化にうまく取り組めていない現状があるようです。豊かな温泉や広大なゲレンデ、また妙高山というすばらしい地域資源を持ちながら、実にもったいないことです。近隣のスキー場である野沢温泉や志賀高原などは、外国人を含めスキー客や観光客で賑わっていると聞きます。やればできる。素晴らしい資源を生かす経営、多くの地域や組織に共通する課題ですね。

(木村隆夫)

アンゴラを通して見た日中の通商外交

2005年当時のアンゴラの首都ルアンダ
2005年当時のアンゴラの首都ルアンダ

 先日の中日新聞に、「アンゴラ、日本式地デジを採用」という小さな記事が掲載されていた。アンゴラは、アフリカ南西部にある国で、中日新聞にこの国に関する記事が載ることはほとんどない。記事は、アンゴラが、今年3月から、首都ルアンダで日本方式による地デジの試験放送を開始し、その後本格採用する予定になっているとの内容であった。地デジの国際標準規格は、日本方式のほか、欧州方式、米国方式がある。アフリカ諸国は、歴史的に欧州の影響が強く、欧州方式を採る国がほとんどだと予想されていた。アンゴラを含め15カ国が加盟する南部アフリカ開発共同体(SADC)は、地デジに関しては、欧州方式を原則としながらも、加盟国が個別に規格を決めることにしていたとはいえ、SADCの最有力国である南アフリカ共和国が欧州方式を正式採用するなか、アンゴラがアフリカで初めて日本方式を採用するというのは、一見すると、日本とアンゴラの経済関係の緊密さや日本のアンゴラとの通商外交の成果のようにみえる。しかし、実際は、2006年に日本方式導入を決めたブラジルが、同じポルトガル語圏のアンゴラに日本方式を採用するよう強く働きかけた結果のようだ。

上海万博アンゴラ館
上海万博アンゴラ館

 アンゴラは、1975年にポルトガルから独立したが、その後27年間にわたって内戦が続いた。内戦が終結した2002年以降、外資の導入によって経済の復興と発展を図ろうとした。特に、内戦と直接的な関わりを持たなかった日本からの投資に大きな期待をかけていた。2005年愛知万博への参加もアンゴラの認知度を高め、日本からの投資を呼び込もうという戦略の一環としての役割が大きかった。しかし、アンゴラの期待に反し、日本や先進国からのアンゴラへの投資はほとんど増加しなかった。また、日本でのアンゴラの認知度は愛知万博後も依然として低く、日本の新聞でアンゴラのことが記事になることはその後もほとんどなかった。
 このような中で、アンゴラと中国との関係は、2000年代半ば以降急速に緊密になってきている。アンゴラの2008年の対日輸出は0.3億ドル、対日輸入は3.3億ドルに過ぎないのに、2009年の対中輸出は146億ドル、対中輸入は24億ドルに達している。2006年以降、中国にとってアンゴラはアフリカ最大の貿易相手国であり、アンゴラからの輸入は、アフリカ全体からの輸入の3分の1を占めている。これは、アンゴラからの原油輸入の増加の結果であり、アンゴラは中国にとってサウジアラビアに次ぐ第2の原油輸入先となっている。中国はアンゴラから原油を大量に輸入する一方、公営住宅建設などの巨額建設プロジェクトを請け負っている。このような関係の中で、昨年11月には中国の次期最高指導者に決まった習近平副主席がアンゴラを訪問し、両国の経済関係をより緊密化するための積極外交を展開している。

上海万博アンゴラ館にて
上海万博アンゴラ館にて

 日本からは、昨年8月に外務副大臣が、南部アフリカ貿易・投資促進官民合同ミッションの団長として南アフリカ、ナミビアとともにアンゴラを訪れているが、中国の次期最高指導者の訪問と比較して、きわめて見劣りする。この5年余りの間に、アンゴラでは、中国の存在感ばかりが大きくなり、日本の影は全くかすんでしまったようである。また、日本においても、アンゴラとの経済関係の緊密化は、政府や企業にとって全く重視されていないようにみえる。愛知万博を契機に、アンゴラと10年近く関わりを持ってきた者としては寂しい限りである。アンゴラと日本の友好関係の進展のために個人でできることには限りがあるが、それでも昨年は上海万博のアンゴラ館訪問や東京で開かれたアンゴラ大使館主催の独立記念レセプションへの参加などを通して、アンゴラの友人達との交流を持つことができた。日本とアンゴラとの国レベルでの交流が飛躍的に拡大することは期待できないが、今後とも個人レベルでの草の根の交流を地道に続けていこうと思う。 

牧野 香三

11.28経済学部生の長い日

トーイックのワン・コイン受験日

先の11月28日(日曜日)、本学の7号館の大教室でトーイックの学内試験が行われました。トーイックの公開試験の受検料は5,985円。団体試験は4,040円。トーイック賛助会員校は2,990円。本学では大学が受験料補助を行っていますので、なんと5百円玉一枚で受験できます。すなわち、「ワン・コイン受験」です。

本学がトーイック学内試験を最初に行ったのは平成12年でしたので、今回は11回目の試験になります。当時はまだ、トーイックは、もっぱら一流企業や外資系企業の社員のための社内適正検査として利用されていて、教育に取り入れている大学はそれほど多くはありませんでした。ましてや本学がいち早く正規授業の科目として単位化したときは「時期尚早」とまでいわれました。最初のころは、受験生は20名ほどでしたが、今回は86名になりました。経済学部からは17名が挑戦して、最高点も経済学部から出ました。来年度は、基礎英語(必修科目)の単位取得のためには「トーイック・ブリッジ・テスト」の受験を義務化する方向に動いています。実現すれば、受験生も得点も飛躍的に上がるであろうと期待しています。

トーイック受験

犬山灯りアートの日

トーイックの学内試験にチャレンジした学生諸君は、終わるや否や経済学部の仲間が待つ犬山城へ進軍しました。九月下旬から開催されていた「秋の犬山キャンペーン」のフィナーレを飾る行事として、経済学部一年生76人が「犬山・灯りアート」を行っていたからです。廃油を再利用して手作りしたおよそ二千個のキャンドルを国宝犬山城の周辺に点灯して幻想的な犬山城を醸し出しました。

◎手作りのキャンドル作りに頑張ったE君の印象。
切った竹や使い終わったペットボトルを容器にして、その中に砂と廃油から手作りしたロウを詰めてキャンドルを作りました。リサイクルで観光資源を創出する大切さを学びました。

◎初めて参加した一年生のKさんの印象。
長い準備期間、当日のチラシ配り、開始してからのキャンドルへの点火や当日の強い寒風に吹き消されたキャンドルへの再点火など、大変な作業でしたが、観光客のかたがたが「わぁー、すごーい!」と歓声を上げられたときは、とても嬉しかった。外国からの観光客の人たちからも話し掛けられた時は感激でした。
 
最後のフィナーレは、嘉永元年(1848年)創業の犬山の酒元「小弓鶴酒造」の吉野様が、すべての学生に行き渡るようにと、たくさんの「甘酒」と「おしるこ」を自らお持ちになり、配ってくださいました。寒さと強い風の中、頑張って良かった。

犬山あかりアート

 

 

 

 

 

 

 

経済学部優秀卒業論文に2本選出!!

荻田学部長の挨拶
荻田学部長の挨拶

 去る1月21日(金)に第1回経済学部優秀卒業論文表彰式・発表会が執り行なわれました。会場には4年生はもちろん, 3年生ら下級生も多く詰めかけました。

 この制度は,大学生活の集大成である卒業研究の成果を公開し学部全体で審査することで,学生たちのやる気を一層引き出すことを目的として,企画されました。第1回目となる今年度は,下記の2名が優秀賞を受賞し,荻田経済学部長より表彰状と副賞が授与されました。

 表彰式の後,受賞学生が各自の卒業論文について発表を行いました。発表では論文の内容だけでなく,研究を進める上でのアドバイスも披露され,3年生ら下級生は先輩の言葉に熱心に耳を傾けていました。

(第1回経済学部優秀卒業論文 優秀賞)

   

有野愛美「人は合理的に行動するのか?——行動経済学序説」

   

大嶽雅利「九州新幹線と九州の観光産業について」

大勢の学生
大勢の学生が詰めかけました
受賞者の有野さん(右端),大嶽君(左端)
受賞者の有野さん(右端),大嶽君(左端)
報告をする大嶽君(1)
報告をする大嶽君(1)
報告をする大嶽君(2)
報告をする大嶽君(2)
報告をする大嶽君(3)
報告をする大嶽君(3)
報告をする有野さん
報告をする有野さん
先輩の報告を熱心に聞き入る下級生たち
先輩の報告を熱心に聞き入る下級生たち

「地域調査」の授業の感想

経済学部には「地域調査」という、ちょっとユニークな授業があります。どこがユニークかというと、たいていの授業は教室で学生が教壇に向かって座り、先生の話を聞いたり、ノートをとったりしますが、この授業はまず大学周辺の地域へ出かけていって調査活動を行います。たとえば通学路の安全・安心や、災害の被害と対策に関する調査などです。そしてそこで得た情報を整理しWEB上のマップに表現します。また授業の最後には調査に協力してくださった住民の皆さんに対して報告会を行います。

なかなか盛り沢山で、受講生は結構大変ですが、得るものも多いようです。ここでは今年度の受講生の感想を紹介します。

地域調査感想   経済学部3年  野中 勇希

 この授業で学んだこと。

 それは地域の事を知ることにより、今まで自分の知りえなかった地域の抱える問題や、その地域に住む人々の考えていることが分かるようになったということだ。これにより、自分の場合がそうであったように、その地域に住んでいない人や、居住して日の浅い人でも地域の現状やあり方について考えることができるということがわかった。

 正直、授業でやっていたときは義務感からか面倒くさいという感情の方が強かったが、報告会で発表し、授業としての「地域調査」が終わった時は、達成感がとても大きかった。

 調査の時は、倉曽の人々の協力により比較的スムーズに調査を進めることができ、市役所や消防署、県の機関である一宮建設事務所といった様々なところでも協力を得ることができ、大変だったけど実り多いものだった。

 発表の時は、所々まだ調査の不足している面も多かったのに、倉曽住民の方々は発表の間にうなずいたり、資料を何度もよみかえしたりと、興味深げに聞いてくださったので、頑張ったかいがあったと思った。

 今、授業とは関係ないが、その延長として地域調査の活動を続けている。

授業の時にあった義務感が無くなったせいか、面白くかつ楽しく感じている。嫌なことでも視点を変えたり、取り巻く環境・状況・立場が変わることで見識が広がる。嫌なことの中でも楽しみを見つけることができる。これはすべて地域調査という授業から自分が得た結果であり、この経験はこれから先とてもかけがえのないものになると確信している。

 

皆さんもついでに訪問者別メニューの「地域・企業の方へ」→地域安全マップと進んで、一度どんなマップか見てみませんか!

「悪質商法被害未然防止出前講座」開催



平成22年12月22日(水)11時10分より、愛知県が企画された「悪質商法被害未然防止出前講座」が本学講堂で実施され、経済学部と経営学部の学生を中心に150名弱が受講しました。

はじめに弁護士の方から、具体的な状況(店員から説明を受けて納得した、売買の口約束をした、など)を挙げながら、それぞれが法律上の契約にあたるのかなどの説明を受け、契約に対する基本的な考え方を教えていただきました。

次に、キャッチセールス*1とアポイントセールス*2に関する寸劇を劇団の方に演じていただき、それぞれについて弁護士の方に解説していただきました。寸劇を見ることによって具体的な状況をイメージしやすくなっており、その後の解説も大変理解しやすかったです。

現在の社会システムは高度化、複雑化しており、いつ自分が悪質商法に巻き込まれるか分かりません。今回の企画は、契約とはどういうもので、正しい判断ができる賢い消費者に近づくためにはどうしたらよいかを考えるよいきっかけとなりました。


*1・・・路上や街頭などで呼び止め、営業所や雑居ビルなどに同行させ、執拗な勧誘(軟禁、監禁、強要といっても良い場合もある)によって法外な高額商品を契約させる商法。

*2・・・勧誘電話などで相手を呼び出し、偶然のチャンスをモノにした幸運な人だと舞い上がらせることによって、市価よりも高い値段で物品を売りつけようとする商法。

Winnie-the-Pooh (熊のプーさん物語)

ブログの執筆担当なので、 Winnie-the-Pooh の話をしてみます。

Winnie-the-Pooh とは誰でしょうか。 Winnie-the-Pooh とは、アラン・アレクサンダー・ミルンというイギリスの作家の本 Winnie-the-Pooh とその続編 The House at Pooh Corner に登場するクマのぬいぐるみの名です。作者のミルンにはクリストファー・ロビンという息子がいて、この子が大きなクマのぬいぐるみをもっていたので、このぬいぐるみを主人公にして息子クリストファー・ロビンも登場する物語を作者ミルンは書いたのです。童話を自分の子に読んであげるお父さんたちはよくいますが、ミルンはそれを自分の息子のために作ったわけです。

この童話を楽しむには E. H. Shephard の絵を見るのが一番です。英宝社で出ている高橋徹/冨永道夫 編註の『熊のプーさん物語』には、このクラッシックなさし絵が載っています。デズニーのものとはだいぶ違います。その最初のさし絵を見てください。(そのさし絵をこのブログに載せられなくて残念!) このさし絵には、プーさんが木の根元に造った自分の家の前の丸太にすわり、消えかけのたきぎにあたり、ボーッとしているところが描かれています。プーさんの木の家の表札には “SANDERZ” と書かれています。原文を読むと、この表札は「金の文字で」書かれているとあるので、立派な家柄の一族のもののようです。プーさんは格式ある「サンダー家の者たち」のひとりだ、と名乗っているつもりのようですが、 SANDERZ の綴りの最後の Z は、 S でなければその意味にはなりません。プーさんの家の表札は、森のどこかで拾ってきた物かもしれません。どうもプーさんはあまり頭がよくないようです。

プーさんの名前 “Pooh” は、「へん!」という<軽蔑>を表す発声として使われる言葉です。たとえば “Pooh! Nonsense!” と言えば、「へん、ばかな。」という意味です。 “pooh-pooh” と重ねると、「~をさげすむ、ばかにする」という意味の動詞にもなります。ちなみに “Winnie-the-Pooh” という名は、「プーなるものウイニー」という意味です。 “Alexander the Great” は元々「偉大なるものアレクサンダー」という意味ですから。どうも「プーなるものウイニー」とは、日本語に訳せば「ばっかなウイニー」という意味になるようです。

名古屋経済大学の内久保キャンパスは自然に恵まれ、春は桃やサクラが咲き、秋は美しく葉が色づきます。さすがに熊は見たことがないけれど、なんとなく大学の授業で『熊のプーさん物語』をやりたくなり、何度か学生諸君とこのテキストを読みました。読者の皆さんも一度 E. H. Shephard のさし絵を見ながらこの物語を楽しんではいかがでしょうか。

大野 隆

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