はうや、うやは|経営学部ブログ|名古屋経済大学

はうや、うやは

はうや、うやは  これは牛丼吉野家のキャッチフレーズの頭文字の並びの変化です。

明治時代に創業した吉野家が、牛丼のフランチャイズ・チェーンという新たなビジネスを創り出したのは、編集子が学生の頃という一昔前です。

そのときのキャッチフレーズは、「はやい、うまい、やすい」でした。吉野家の入り口にはそう書いてありました。今も同じと、編集子はずっと思い込んでいたら、一昨日のフジテレビ系列の 「とくダネ!」 で、そうとう前から 「うまい、やすい、はやい」 に変わっていたことを知りました。え?と思って、吉野家のホームページを確認したら、確かにそう書いてあります。

「はやい、うまい、やすい」のキャッチフレーズを付けた時は、社会全体が忙しい時代で、はやく、うまいものが食べられることを謳っていましたが、やがて世の中の景気が良くなり、生活の質が高まると、今度は、「うまい」ものが求められるようになったのだと、「とくダネ!」 は解説していました。

今、牛丼チェーン3社の熾烈な価格競争が話題になっています。NHKのニュースウォッチ9では、値下げしなかったためにシェア争いで遅れをとり始めた吉野家が、ついに期間限定で大幅な価格引下げを決めた、と報じていました。ライバルが原価の安いオーストラリア産牛肉を使っているのに対して吉野家は原価の高いアメリカ産牛肉にこだわり続けており、価格競争の中で吉野家がこれからどのように利益確保してゆくかが注目されます。

そして、今はまだ 「うまい、やすい、はやい」 だが、価格破壊が進むこれから、吉野家は、このままでいくのか、それとも別の並び方に変えてゆくのか? と、「とくダネ!」 は関心を向けていました。私も気になります。あえて、今、並べ替えるとすれば、

やうは=「やすい、うまい、はやい」 かな?

皆さんは、どう思われますか? 可能な並べ替えは全部で3!=3×2=6通りあります。