「学びの場」としての大学|経営学部ブログ|名古屋経済大学

「学びの場」としての大学

前回のブログで「学びの場」と言う表現をしました。ここでの「場」とは場所を表しているものではありません。「場」という概念は「重力場」「電磁場」など物理学の抽象的な概念として登場しました。たとえば、重力場という「場」の中に存在する物体が「場」から作用(力)を受ける。何らかの作用が生じる空間です。

「学びの場」にいると様々な学びの作用を受ける。「場」を生じさせている源泉は、大学を構成している人たちです。大学の構成体は、「学生」「教員」そして「事務」の三者です。「場」の構成で最も重要なものは、言うまでもなく「学生」です。「学生」は自ら「学びの場」を構成し、この「場」から大きな作用を受けて育っていきます。「教員」と「事務」は、「場」の構成に寄与しますが主役は「学生」です。学生の皆さんは大学でより良い「場」を造り、この「場」から有意義な作用を受け、さらに高度な「場」を創ってください。そうすることが、「学びを学ぶ」ことに繋がります。

大学構内は、染井吉野が散り、八重桜が咲き、日だまりにハナミズキが満開です。今週末から5月の連休を迎えます。

2012年4月27日 学部長 柴田良一 記