消費者教育学生セミナーに参加してみて|経済学部ブログ|名古屋経済大学

消費者教育学生セミナーに参加してみて

平成22年8月30日~31日に、消費者教育学生セミナー(主催:日本消費者教育学会、独立行政法人国民生活センター)が神奈川県で開催されました。昨年に引き続き、本年も経済学部から2名の学生が参加いたしましたので、参加した学生にセミナーで体験したこと、感想などを投稿してもらいました。

山矢遼太郎(3年生)
今回、消費者教育学生セミナーに参加させていただきました。ここでは、消費者教育の基礎的な講義から、他大学の学生とのワークショップまで幅広く行われました。
ワークショップの題材は消費者市民社会という消費者主体の社会を作るための消費者教育の教材作りでした。私たちのグループでは、小学生や中学生では消費者としての自覚を持ちにくいことから対象を高校生にしました。教材としては、参加者に食堂の経営者の役になってもらい、輸入食品や加工されたものなど、どのような食材を選ぶかという中で食材によってポイントを分け、ゲーム感覚で地産地消やフードマイレージを身近に感じてもらえるものを作りました。また、国産の牛や豚でも飼料は輸入物を使っている場合はどうすべきか、ということも提起することでより幅を広げた消費者教育につなげていきました。結果、私たちのグループは優秀賞に選ばれました。これを機に消費者としての自覚をもつと同時に、消費者教育を広めるようにしていかなくてはということを実感できたセミナーでした。

ホアン・レー・マイ(2年生)
消費者教育学生セミナーでは、まず専門家の方々から消費者教育の基本、実情についてお話を伺いました。その後、8名前後のグループに分かれ、消費者教育の教材作りをしました。私たちのグループでは「ツジッコの一日」という演劇を作りました。一人暮らしをしている大学生という設定のツジッコの日常生活を通して、食事の健康への影響、エコバックの重要性、訪問販売への対応など、賢い消費者として必要な知識や態度を習得することを目的としました。
私はこの消費者教育学生セミナーに参加させていただいて、貴重な体験ができました。授業で教えられた知識で消費者教育について他大学の学生や先生と討論できて、勉強になって良かったと思います。