名古屋経済大学犬山キャンパス周辺の自然|経済学部ブログ|名古屋経済大学

名古屋経済大学犬山キャンパス周辺の自然

僕は車で名古屋から通勤しているが、時には名古屋の地下鉄と名鉄小牧線を乗り継いで田縣神社前駅で降り、大学まで歩くこともある。その際、田縣神社前駅から大学へ行く道は3,4通りある。
そのひとつが、田縣神社前駅から名鉄の線路を東へ超え、用水路のところを左折し、北へ向かうルートだ。桜並木を4,5分歩くと小さな橋がある。右折してそれを東へ渡る。橋近くの土手には、初冬ともなると、すすきがたくさん白い穂を出し風になびく。橋の東側からは、田んぼの中を抜ける。名古屋にしか住んだことがない人間には、朝の田んぼの様子はとても新鮮だ。雨の翌日、田んぼの草花は朝露におおわれ、きらきらと光るからだ。民家を左手にさらに東へ進むと、途中木の祠があり,「子供は国の宝/子に勝る宝なし」と書かれている。北東へ民家の中をしばらく歩くと、丘の上に出て一面に畑が広がる。 古い木の小屋があり、近くの柿の木に実がなる。雪が降った後などは柿の実の朱色が雪の白に映える。晴れた日には空の青に映える。畑には桃の木が沢山植えられ、時々地元の老人がトランジスター・ラジオで音楽を流しながら木に薬をかける。この畑からは、西に小牧の街並みや伊吹山が見渡せる。畑の中の道をさらに昇ると、名古屋経済大学の犬山キャンパスに出る。
「文学と自然」の授業で、ある男子学生が次のようなレポートを書いた。

自分の少年時代は、建物に囲まれていて、ほとんど自然に触れたことはありませんでした。大きな自然と言えば、公園にある草木や、学校の遠足や、家族での外出で見る物しかありません。もちろん あまり昆虫など触れたことがなく、小さい頃は、テレビ番組に出ている虫を見て興奮していました。
大学に入って、今まで自分が通ってきた学校や住んでいる場所とは環境が変わり、自然や昆虫を見かけることが多くなりました。犬山は自然が多く文化も豊富なので、見ているだけですがすがしい気持ちになります。もともと自分は自然が大好きなので、この大学に入って本当に良かったと思います。のどかで、ほのぼのしていて、空気がすごく美味しいので本当に大学周辺の自然を絶やしたくないです。

名古屋経済大学の犬山キャンパスは、文化の香り豊かな犬山市に位置し、豊かな自然に囲まれている。 その素晴らしさを痛感しているのは僕だけではないことがよくわかった。(大野 隆)