[法学会]診療拒否に関して、研究会を開催しました
本日(21日)、名古屋経済大学法学会の研究会を開催いたしました。
今回は宍戸先生より提案があり、「エホバの証人ー輸血拒否に関わる今日的問題」をテーマとしました。
輸血への同意が得られないことを理由として、医療機関がエホバの信者の診療を拒否する事例があるという情報(噂?)があります。
そこで、当事者の立場からこうした事例につき説明いただき、今後の法的な検討に繋げたいというのが企画趣旨です。
まず、エホバの証人の医療機関連絡委員会の平尾様より、輸血に関する教団の見解について一般的な説明がありました。
その後、同東京委員会の小山様および同日本支部代表の三浦様より、いくつかの事例が紹介されました。
妊婦や重症患者の受入拒否も生じていること。白内障の手術など(輸血を要さないもの)についても輸血同意書を迫るケースがあること。
そうした(医療関係者以外には)あまり一般には知られていないであろう情報をいただくことができました。
参加者は10名程度でしたが、質疑応答は時間が足りなくなるくらい活発でした。